リアル×ネットの融合 盒马
日本の感覚で、中国での食材調達は毎日スーパーに行って......と考えていましたが、中国は日本以上にネット社会! 食材調達も基本はネットです。
ここでは中国の各都市で展開しているスーパー盒马について説明します。
盒马はアリババが展開するリアルとネットが融合した新しい形態のスーパーです。リアル店舗があるものの、そこで買い物する人は少なく、店舗は「ショールーム」のような扱いで、大半の人はスマホ片手にアプリから注文を済ませます。
アプリをダウンロードして、中国の携帯番号を登録し、アリペイと紐付けしたらスグに利用できます。
取り扱い商品
- 生鮮食品(野菜は有機もあり)
- 食品(乾麺、加工品など)
- 生活用品(キッチンペーパーや洗剤、ゴミ袋など)
- 日本の商品(化粧品、洗剤など少しあり)
とりあえず、盒马を使えたら家庭が回るといった感じで、うちの食材調達の基本は盒马です。
中国系のスーパーなので、AEONに比べたら日本の商品は少ないけれど、アプリ内で「日本」で検索すれば、化粧品(化粧水とか日焼け止め)や調味料(麺つゆとかばーモンドカレー)も出てきます。
「日本」で検索したときのアプリ画面はこんな感じ↓
うちは、野菜は極力有機にしているので、まずは有機野菜のカテゴリーで検索して、どんな野菜が入荷しているか見て、そこから献立を立てています。
有機野菜の種類は、普通の野菜に比べると少なめなのですが、2、3日おきに顔ぶれが変わるので、こまめに見ています。
注文、支払い、受け取り、すべて自宅で完結
何といっても便利なのが、注文から受け取りまですべて自宅で完結すること。
アプリ内で紐付けしたアリペイで支払うと、30分後には、盒马専属のバイク便のお兄さんが配達しにきてくれます。
配達完了したらお兄さんから電話がかかってくるので、出ればOK。
中国語初心者としては、これが最大の壁。でも夫に「勉強になるから、絶対出て! 放在一楼、谢谢(1階に置いて、ありがとう)って言えばOK」と言われているので、気合いを入れて(??)毎回出ています。
電話後、無事にマンションの1階に配達された食品は、ロボットが部屋まで運んでくれることもあれば、自分で1階まで取りに行くことも。本当に便利な社会です。
食材、日用品調達の3ステップ
- 盒马(肉、有機野菜など基本的なもの食材を調達)
- 日本の食品がほしい場合は、美团でOle、AEON内で調達
- Ole、AEONでもない場合は、京东かGZ 速达MALLで調達
この3ステップまでで、我が家は食品や日用品を調達しています。使用頻度は1の盒马が一番高く、盒马にないものを2か3で補う形です。
正直、渡航前は、中国系のスーパーじゃなくてAEONを使う!なんて思ってましたが、盒马の野菜はちゃんと新鮮、お肉も鶏肉なら美味しいし(お肉については別記事書きます......)、今では盒马なしだと生活できなくなってしまいました!
用語説明
- 美团=配達のプラットフォームアプリ。小売り、外食など様々な店舗が出店しており、アプリで注文できる。
- Ole=高級スーパー
- AEON=いわずとしれた日本企業で、中国に進出している
- 京东=オンラインショッピングのプラットホーム。Amazonみたいな感じ。中国では淘宝と並んで二大企業。
- GZ 速达MALL=Wechat内のミニプログラムでGZ 速达MALLと検索すれば出てくる。日系食品、雑貨店がいくつか出店している。日本の食材、加工品、日用品が手に入る。