中国語のレッスンで、旧暦最後の日の言い伝えを学ぶ文章が出てきました。
除夕的由来(旧暦大晦日の由来)
旧暦の最後の日は、特別な夕食を食べて、中国人は眠らずに朝まで起き続けるのが伝統なのだとか。
なぜ、そんなことをするのかというと、こんな言い伝えがあるそうです。
「夕」という怪物がいて、その怪物が農民たちを襲って大きな被害が出ていた。被害に腹を立てた勇敢な七郎という男が退治しようと名乗り出る。七郎は「夕」は音に弱いという情報をつかんだ。旧暦最後の日の日没後、「夕」が現れたところ、農民たちは家中の鍋などを鳴らし、騒音を立てた。怖がった「夕」が逃げ出したところを七郎の犬が追い噛み付いた。そこで七郎が矢を放ち、ついに「夕」を殺した。
農民たちは感謝の気持ちを表すために、毎年その日は眠らずに音を立てて騒がしく過ごすようになった。現在春節を祝い爆竹を放つ習慣は、ここから来ている。
ちょっとした言い伝えなのですが、爆竹の習慣がこの言い伝えに由来しているというのは興味深いです。
中国語の先生に、「本当にみんな朝まで起きているの?」と聞いたら、「うーん。私が小さい頃、両親は起きてたけど、もう最近は年で眠いから、普通に寝るよね」とのこと(笑)。
大都市では爆竹禁止
さらに爆竹は大都市では禁止されつつあります。先生に聞くと、その理由は2つ...
・危险(危険)
・污染(大気汚染につながる)
爆竹が華々しく春節を祝っていたの昔のゆめ。今では、上海や広州などの都市で、この風物詩を楽しめることはなくなったようです。
大晦日に食べる料理
上海出身の先生が、大晦日に食べる特別な料理の写真を送ってくれました。とてもきれいな飾り付けご飯で、その名も八宝饭と言うそう。上海料理らしく「あま〜い」らしく甜点心の1つだとか。
ネットで調べたら、餅米と食材を蒸し上げたものって書いてありました。ドライフルーツやなつめを飾るらしい。甜点心に分類されるだけあって、食事というより、もはやお菓子寄りですね。
中国語学习メモ
ここからは備忘録も含めて、「中国語学习メモ」です。
- 放鞭炮(爆竹を放つ)
- 这一天,全家人会一起吃年夜饭,守岁(この日は、家族全員が一緒に夜ご飯を食べて夜通し起きている)
- 百姓对夕恨之入骨(農民は夕に対して、恨み骨髄に徹している)
- 无奈(仕方がない=没办法)
- 夕特别害怕声响(夕は特に騒音を怖がる)
- 表达谢意(感謝を伝える)
- 放鞭炮的风俗(爆竹を放つ風習)