30過ぎて中国語をゼロから始めてペラペラになった人というのは、もちろん私のことではなく...夫のことです。
32、33歳くらいのときに「ニ、ニーハオ」レベルから始めたのに、コロナのせいで数年会ってないあいだに、ペラッペラになっていた夫。
夫のレベルは、DDの運転手と10分以上笑い挟みながら会話ができるぐらい。
「これってネイティブレベルじゃない!?」と聞くと「んなわけないでしょ」とのこと。
ネイティブの言っていることの2割くらいは聞き取れないことがあるそう。それでも第三者から見れば十分に話せています。
夫がネイティブに「什么?」と聞き返すことはあっても、夫の中国語に対して「什么?」と聞き返されることはないので、ある程度発音を習得しているのだと思います。
夫がこんなに中国を話せるようになると思っていなかった(失礼!)
だって英語はあんまり喋れないよね(失礼!!)
でも本気出せばできるようになるもんなのね(だいぶ上から)...
...とびっくりしているのですが、初学者の身としては、どうやったら習得できたのか、秘訣を聞きたく、どれくらい勉強したか、習得のコツは何かなどなど、根掘り葉掘り聞いたのでシェアします。
1年間中国某都市に留学
- 午前中は中国の大学内の語学コースを受講
- 午後は語学学校で学ぶ
- 夜は大学で知り合った中国ネイティブたちと飲む、遊ぶ(ときどき)
最初の1年は留学で、上のようなスケジュールで勉強したらしいです。座学に加えて、飲み友達がいるのは大きそうだな〜。
これで1日7時間くらいも勉強や飲みで中国語に触れていることになります。
本人曰く「3ヶ月くらいで、あ、いけそうだな」と感触があったとのこと。
他、留学中にしていたこと
- HSKの対策のための学習書は購入していない(HSKのために座学をするというより、大学、学校で総合力をつけてから受験)→1年以内にHSK6級取得
- 留学後しばらくは中国の教育番組を常に流し続ける
- 慣れてきたら映画をたくさん見る
- 外食などよく出歩いていた
- 旅行にたくさん行っていた
ちなみに留学前は、日本で3ヶ月ほど中国語教室に通っていましたが、そこでは発音やピンインなど、基本的なことしかやっていないそう。
留学1年で、ある程度話せるようになり、その後、広州に赴任。もう3年働いていますが、中国語のレベルは最初の1年と変わっていないそう。
最初の1年でグンっと上げて、その後毎日使うことで維持しているのだと思います。
習得のTipsいろいろ
- ワイマイ (電話)、レストラン、恐れずに話す
- 初期段階で発音はしっっっかりやること。先生に見てもらう
- 音読、とにかく読んで
- たくさん聞く(テレビ、通行人の会話など)
夫から聞いた他の秘訣はこんな感じです。
あと「発音はしっかり叩き込むべきだけど、自分の発音を気にし過ぎない。あまり気にする必要はない」とも言っていました。
要は、中国ネイティブでさえ各地の鈍りがあるので、みんな鈍りありきで喋っているから、日本人の鈍りも気にし過ぎないで話してOKだそう。
ここまで書いたことをまとめると「中国語話したければ、とにもかくにも、たくさん中国語に触れろ」ってことだと思います。
語学はファッションじゃない!!!!!
夫の学習法を聞いていたら、私が日本で仕事をしていたときに懇意にしていただいていた英語の先生が
「英語はファッションじゃありません!!!!!」
と、商業主義的な英語教育市場に半ばブチ切れながら放った言葉を思い出しました。
その先生は、「『英語(外国語)学習が趣味です〜、週1でレッスンしてますっ!』のレベルだと、自分をよく見せるためのファッションでしかない。本当に習得したいなら、〈ちゃんと〉勉強しなさいよ」ってことを伝えたかったのだと思います。
夫の勉強法を重ねて考えると、ほんと「習得したいなら本気でやるしかないよね」と思えてきます。
私の場合、滞在年数が少ないので、週1の中国語レッスンくらいじゃ「中国語はファッション」で終わってしまうはず。
とりあえずこの辺りから頑張ろうと思います。
- 語学学校に入学
- 隙間時間にオンラインレッスンを入れる
- 料理中は中国語テキストの音声を流す
- レストランやショッピングは積極的に...
主婦業、子育てがあるので、夫ほどの中国語漬けは無理なものの、少しでも聴ける、話せる、読めるようになりたいこの頃です。
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