広州ナビ

ふだんは編集者。仕事を1年休んで帯同中。情報をまとめたり整理したり書いたりがするのが好き。帯同中は仕事ができない分、異国の情報を発信中。

[コロナ禍]広州 入国の流れ

 

2022年3月25日に、無事に中国に入国できました。

 

中国語話せない&中国初めて渡航の私と4才の息子の2人での珍道中な入国記録です。

 

朝8時45分発のJAL便で、いざ出発。到着は現地時間12時30分くらいに到着しました。

 

STEP 1  機内で待機(約45分)

着陸後、すぐに降機できず、機内待機に入ります。機内の放送で「空港の検査が大変混み合っているのでお待ちください」とのこと。

 

結局45分くらいまって、13時15分すぎにようやく降機できました。

 

待機の時間=トイレに行くチャンス」なのですが、息子が寝入ってしまい、息子をトイレに連れていけず...でも、そういうこともあろうかと、特別にオムツ履かせていたので、トイレには行かせずともとりあえずセーフでした。

 

降機の際は、ぐずる息子が「抱っこ!!!!!!」と言ってきかず、前に17kgを抱っこ、背中にMacBook AirAmazon Fire Kids、モバイルバッテリーなど詰め込んだリュックを背負い、ヨロヨロ歩きで何とか足を進めました...

 

CAさんには「私たちは飛行機から出られないのでお手伝いできなくて申し訳ないです。ベビーカーも貸し出しできないようなんです」と言われました。どうやら中国側の規制でそうなっている模様。

 

STEP 2 空港内で検査の開始待ち(45分くらい?)

降機から空港に入る道で、腕に番号の書いてあるシールを貼られます。これが受付番号になっているようでした。

 

空港に着いたらすぐに検査に移るのかと思いきや、ここでも待機。椅子が十分にあったので、息子を座らせられました。

 

トイレが近くにあり「トイレ行きたい人はどうぞ〜」と係員の人が言っているぽかったので、みんな吸い込まれるようにトイレへ。息子のオムツ替えができて一安心。

 

STEP 3 検査のチェックイン(約20分)

番号順に呼ばれて、機械で検査のためのチェックインを行います。

 

中国語がまったく聞き取れないので、みんながチェックインしていったから私も行こうとしたら、日本語を話せる中国人の男性から「番号が違いますよ〜」と言われました(笑)。

 

その直後に「『子連れは入っていい』って言ってますよ」と、その方が教えてくれ、チェックインの列へ。

 

子連れは優先してくれるので、中国語がよく聞き取れなくても、お子さま連れの方は動きがあったら前に進むことをお勧めします。

 

肝心のチェックインは無人で機械で行います。パスポートをかざしてスキャンしたら、顔写真を撮られます。その後、QRコードが印刷されたシールが出てくるので、それをパスポートの裏にペタッで完了。

 

カメラのレンズが高い位置にあるので、17kg男児を撮るのに悪戦苦闘...3回目でやっと成功しました。

 

STEP 4 PCR検査(約20分)

チェックインが終わると再び待たされます。ここでも椅子があるので子どもを座らせました。

 

また番号順で呼ばれます。が、この時点で、シールに書かれた番号は擦れてまったく見えなくなっていました(笑)。

 

係の人のところに行くと「Your number?」と英語で聞かれ、「118(one one eight)」と答えると通してくれました。番号順というより子連れだからOKを出してくれた感じ。

 

PCR検査部屋へ向かう途中の道は消毒しすぎでツルッツル、テッカテカ。息子が「ピーシーアール! ピーシーアール!」と叫んで走りながら、5回ほどズテッと滑っておりました...

 

PCR検査は大人は鼻と口、子どもは口のみ。泣き叫びながら抵抗する我が子を前に、検査するおばちゃんは明らかに辟易した様子で「不痛、不痛」と言いつつ強行!

 

STEP 5  入国審査(約30分)

通常であれば機内で入国カードを記入するはずですが、機内でカードが欠品していたらしく、ここで記入しました。その後、入国審査へ。大人は指紋と写真をとられ、子どもは写真のみでした。

 

STEP 6  荷物受け取り(スグ終わった)

機内に預けた荷物をやっと回収。子連れゆえに優先だったにもかかわらず、乗客の中で、荷物を受け取るのが最後でした。

 

消毒液まみれのスーツケースをゲット!

 

STEP 7  税関で別送品の申告(約20分)

税関手続きに列ができていて、20分以上待ったような気がします。私の場合、航空便があるため、申告書を2枚提出し、押印してもらったうえで1枚を受け取りました。この用紙がないと、日通さんで荷物が送れないらしい。絶対なくしてはいけないものです。

 

STEP 8  バス待ち(約1時間)

税関を終えてすぐにバスに乗れるかと思いきや、バス待ちに長蛇の列。1時間くらい並んだ気がします。息子は他のご家族のお子さんと仲良くなり遊び始めたので、ぐずることもなく助かりました。

 

バス待ちの通路には椅子の数があまりなく、ほとんど立って待ちました。

 

乗車直前には、パスポートに貼ったQRコードをスキャンされます。それでホテルが振り分けられたっぽいです。

 

大きいスーツケースはバスの荷物室に自分で入れます。感染対策のため、係の方は触らないように言われているようです。

 

STEP 9  バス乗車後 待機〜移動(約1時間半待ったのち、バス発車!)

バスの車内に乗って、「はい出発!、これで山は越えた〜」と安心していたのに、待てど暮らせどバスが出発しません。なぜ? 30分待っても、1時間待っても、微動だにせず。

 

機内食から時間が経っておりお腹が減っていたので、息子のリュックに入れていたうまい棒など駄菓子を2人でほおばりました。機内食がほとんどお菓子だったので、あまりお腹にたまらず、まさかこんなに長引くとも思っておらず...おにぎり、パンなど、もっとお腹に溜まるものを持参すべきでした。

 

しかも車内は冷房を効かせすぎで、冷蔵庫に閉じ込められているような感覚に...私は薄手のダウン、息子もブルゾンを持参していたのでラッキーでした。

 

その後、1時間ほどたったところで、痺れを切らした勇敢な日本人男性が、中国人のご友人とwechatをつなぎ、運転手と交渉開始! すると、援護射撃で後方に座っていた中国人たちもクレームを言い始める(笑)。

 

私はお知り合いになった奥様と日本語で「がんばれ〜、そうだ〜! いけ〜」みたいに、声援を送りました。←無力な人...

 

聞くと、「何かが壊れて出発できないらしい」とのこと。

 

怖すぎる! バスのドアでも壊れたのか? エンジン故障だけは勘弁してほしいなんて悶々としていたけど、ふと車外を見ると、隣のバスも止まったまま。

 

「うちのバスの問題ではないのかな?」「なんだろね?」などとざわざわしていたところで、隣のバスが出発! ほどなくしてこちらのバスも発進! 車内で歓声があがり「もう、なんなのこれ」な状態(笑)。

 

ちなみにバスはオンボロ感が半端なく「一応つけましたよ」って感じの簡易シートベルトは錆びついており、まったくはまらない...走行中に車内の電気が消えたりついたりチカチカしはじめ、しまいには、上から水がじょごじょご漏れ始める始末。

 

想像通り、運転は荒く、エキサイティング度はディズニーランドのアトラクションくらいでしょうか...「火が出るのだけは勘弁してくれ〜」と祈りながら、寝落ちた息子をかたく抱きしめた45分でした。

 

幽霊バス。これは息子がバスに命名した名前です(笑)。

 

STEP 10 ホテル受付(30〜40分?)

 

バスがホテルに到着後、また20分ほど車内でまたされ、その後ようやくホテルフロントへ。現在地を調べる限り、何やら高級そうなホテルにつきましたが、通された口は裏口っぽくてちょっとボロくて不安...というか、その時点でかなり疲れているし、もう諦めモードに。

 

受付はもちろん中国語で、もちろん右も左もわからず...そこへ救世主(最初に助けてくれた日本語堪能なお兄さん)が再び登場!

 

まるで通訳アテンドのように受付の代行をしてくれ、ホテルに入ったらやるべきこともすべて教えてくれました。お兄さん、うちの母子だけではなく、ほかの帯同家族も含めて3家族分をさばいてくれた...優しい方が一緒で救われました。

 

支払いは先払いで、wechatか現金、クレジットカードがOKとのこと。

 

ただし、日本のクレジットカードだと2%の手数料を取るらしく、夫にwechat通話で相談しました。私のwechatではまだ支払いができないので、やむなくクレジット払いを選ぶことに。

 

STEP 11 ホテル入室

なが〜い1日を経てようやく入室! 部屋は広めだし、綺麗なバスタブもあるし、大きな窓もあるし、まずは安心しました。ふとiphoneに目をやると、時刻は9時前...

 

お弁当が来るかわからないので、取り急ぎトラベルクッカーでレトルトパスタをつくり、息子に食べさせ、すぐに寝せました(その後、弁当が来たので私だけ少し食べる)。

 

私は疲れのせいで頭痛と軽くめまいも...「これってホテルが揺れてるの??」とも思いましたが、違いました。←ない話ではないので怖かった...

 

以上、着陸以後の珍道中の流れでした!

 

 

まとめ

  • とにかく待たされるが、椅子の数は多い
  • 機内食がお菓子メインだったので、お腹が空いた。待ち時間お菓子を食べたが、昼食、夕食代わりにおにぎりなど持参していればよかった
  • 子連れは優先してくれるので、まずは係の人の所に行ってみるといい
  • 中国語はちんぷんかんぷんでも、周りの優しい方に頼りつつ、夫に電話しつつ...でなんとかなる!

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